爬虫類飼育がおすすめできる理由

カテゴリー: 初めて 飼育方法
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1、爬虫類という生き物

 

そもそも爬虫類とはどんな生き物なのか、なんとなくのイメージはあると思いますが実際はどうでしょうか。

爬虫類という括りで見た場合、生物の分類で考えるのが簡単で整理がしやすいでしょう。分類学的に考えた場合、爬虫類は脊椎動物亜門に含まれる爬虫網に含まれる動物を総称して「爬虫類」と呼んでいます。さらにこの爬虫類にはカメ目・有隣目・ワニ目・ムカシトカゲ目の4つのグループが含まれています。すべての爬虫類はこの何れかのグループに振り分けられています。(どこにも当てはまらない動物が見つかれば新しいグループが作られるでしょうが、、、)ここまでは言葉の定義の話です。ペットとしての爬虫類を見た場合にはほとんど関係のない内容ですから気にする必要はないでしょう。

では、具体的な特徴についてです。
爬虫類は所謂「変温動物」です。自身の身体には体温調節を行う機能がなく、主に太陽光からの熱などを用いて体温を上昇させます。このため、体温調節にエネルギーが不要でヒトから見ると非常に省エネルギーな生活をしているように見えます。また、身体は鱗に覆われています。四肢のないヘビ、骨が変形して胴を覆っているカメなど非常に多様性に富んだ分類群でもあります。

 

2、爬虫類の飼育者は増えているのか

 

今日、あらゆる動物はペットとして飼育することができますが爬虫類も例外ではなく、一部法的に規制のある種を除けば沢山の種を飼育することができます。ペットとして最も浸透しているのはイヌやネコ、次点でウサギやハムスター、インコなどでしょう。ですが、現在では当店のような爬虫類専門店は全国に少なくはなく、もちろん爬虫類飼育者も多くいらっしゃいます。

2018年若尾慶子さんによる”日本における爬虫類ペット市場の現状”ではペットを飼育している者のうち爬虫類を飼育している者の割合は1979年に約0.4%で2010年に約2.5%と増加傾向を会い召していることが分かります。また、2011年に約8,000名だった「東京レプタイルズワールド」の来場者数は2016年に約20,000名に増加しています。

疑いようもなく爬虫類の飼育者は増加しているのです。

 

3、なぜ爬虫類飼育者が増加しているのか

 

前述の通り、爬虫類の飼育者は増加傾向にあります。なぜ爬虫類飼育者が増加しているのか、店長なりの考えを述べていきます。これからの話が分かりやすいように、爬虫類代表として最も人気である”ヒョウモントカゲモドキ”の特徴を以下にまとめてみます。

種名:ヒョウモントカゲモドキ
分布:アフガニスタン、パキスタンなど
最大全長:約25㎝
寿命:約10~15年
餌:コオロギなどの昆虫や専用の人工フード
飼育下の温度:約26~30℃

今回はペットとしての爬虫類の話ですから、飼育にまつわる情報を羅列してみました。とは言え本種がどのような外見をしているのかというのは飼育をするかどうかという状況で非常に重要です。下にヒョウモントカゲモドキの画像を張ります。

 

 

 

如何でしょうか?「かっこいい」、「可愛い」といった印象を受ける方は少なくないと思います。
この、爬虫類の魅力的な外見こそが爬虫類飼育者の増加や爬虫類飼育をお勧めしたい理由です。家に帰るとこんなに魅力的な動物が待っている生活を想像すると飼いたくなってきて仕方ないわけです。

しかしながら、多くの方は爬虫類の飼育が難しいと想像してらっしゃるようです。確かに動物を飼育するという話題ですからあまりに簡単に手を出すようなことがあってはいけませんが、かと言ってそのイメージだけで”飼わない”という選択をするのはあまりにもったいないと思っています。

ここからは前述のヒョウモントカゲモドキの情報に沿う形でそのイメージを払拭していきます。

 

まずは最大全長。

爬虫類というと大きくなるというイメージが少なからずあると思います。もちろんかなり大きくなる爬虫類も存在しますが、特に本種に関しては最大全長が約25㎝と小型で45㎝四方のケージがあれば全く問題なく終生飼育が可能です。当店でもこのように比較的小型な爬虫類は多く取り扱っております。

 

2点目は餌

イグアナやリクガメなど一部草食の爬虫類もいますが多くの爬虫類は昆虫食もしくは肉食です。ヒョウモントカゲモドキもコオロギなどの昆虫を与えることが多いです。ここで爬虫類は飼いたいけれど虫が苦手だから飼えないという方が出てきます。が、イヌやネコも肉食の動物です。そんな中で飼育しやすいようにドッグフードやキャットフードが各メーカーから販売されています。

爬虫類も同様です。特に人気の高いヒョウモントカゲモドキなどにおいては各メーカーから専用の人工フードが販売されています。栄養面は非常によく考えられていますし、生体による食いつきも非常に良いものが多いです。当店でも人工フードのみを与えている個体を販売しています。個体差はあるものの、必ずしも昆虫を与える必要はなくなっているというわけです。

 

3点目は温度

流通している多くの爬虫類は熱帯や亜熱帯に生息しています。ヒョウモントカゲモドキの飼育下での適正温度は約26~30℃です。連れて帰る自宅の気温を想像したときに、とてもそんな環境は再現できないと考える方もいらっしゃると思います。

が、これも各メーカーさんの努力によって優秀な保温器具が沢山販売されています。空気全体を暖めるもの、触れている部分を暖めるもの、局所的に高温部分をつくるものなどバリエーションも豊富です。それぞれの動物にあった保温器具を用意することで容易に環境を再現することができます。

 

4点目は品種

これは初めにまとめた情報の中には入っていませんがおすすめしたい要因の一つですから紹介致します。ヒョウモントカゲモドキやコーンスネーク、フトアゴヒゲトカゲなど特に人気の爬虫類に関してはペットとしての歴史も古く、たくさんの品種が流通しています。ヒョウモントカゲモドキで言えばハイイエローに始まりタンジェリン、スノー、パターンレス、アルビノなど枚挙にいとまがありません。

数ある品種の中から好みの1匹を探し出す楽しみもあり、様々な品種をコレクションする楽しみもあります。爬虫類は楽しみ方も多様です。

 

今回の内容はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございます。長い内容になってしまいましたが爬虫類の魅力はここでは書ききれないほどにあります。是非実際に見てご検討いただければと思っています。

ありがとうございました。

 

関連生体:

ヒョウモントカゲモドキ ブラッドタンジェリンhetトレンパーアルビノ