コーンスネークの飼い方
1、コーンスネークとは
生息地:アメリカ合衆国南東部
最大全長:約120~180㎝
寿命:10~15年
餌:哺乳類や鳥類などの脊椎動物全般
身体の丈夫さや比較的温和な性格から人気のペットスネークです。
様々な品種が生み出されており、長く人気を博していることが伺えます。
今回はこの”コーンスネーク”の飼育方法を詳しく解説します。
2、必要な飼育用品
先ずは飼育に先立って必要な飼育用品を紹介して解説します。
・ケージ
コーンスネークの最大全長は120~180㎝、これだけを聞くとかなり大きな飼育ケージが必要な気がします。実際に必要なのは床面積が90*45㎝程度のものです。
・床材
特に重要ではありません。専用の床材もありますが特に小さいときには糞の状態が分かりやすいようにキッチンペーパーやペットシーツが良い場合もあります。床材選びの時には保温性保湿性があること、誤飲しないこと、見栄えが良いことなどを気にします。
・シェルター
コーンスネークはお腹がすいたときなど以外は物陰に隠れています。飼育下でも隠れることのできるスペースを用意してあげることでストレスを与えることなく飼育することができます。
あらゆる動物は身体に何かが接している状態で落ち着きます。
イメージよりも一回り小さいシェルターを用意してあげると良いでしょう。
・水入れ
ヘビの飼育において”水”は重要です。飲み水としてだけではなく水に浸かって体温調整をしたり、脱皮前に水入れに浸かることでスムーズに脱皮がい行えるように備えたりします。また、ヘビはよく水入れの中で排便します。飲み水としての役割もあるためこまめに水を入れ替えて常に新鮮な水がある状態を維持します。
・保温器具
コーンスネークが野生化で生息している地域の月別平均気温を見てみると寒い時期で約20℃、温かい時期で約30℃を示しています。このことから、日常的には30℃弱(26~30℃)程度で管理して繁殖のためなどに冬眠刺させる場合には20℃程度の管理を行うべきであることが分かります。日本での特に寒い時期では保温器具なしに上記の気温を再現するのは困難です。パネル式のヒーターや保温球、空調での温度管理が必要となります。
・温度計
ただただ暖めていくだけでは予想外に高温になってしまうことがあります。温度計を用いて常時ケージ内の温度が分かるようにします。高温環境下ではあらゆる動物がすぐに死んでしまいます。特に注意してください。
3、餌
爬虫類を飼育していて最も楽しい瞬間といっても良いのが給餌のタイミングだろうと思います。
野生化では様々な脊椎動物を捕食しているコーンスネークですが、飼育下では主に冷凍マウスを与えます。この冷凍マウスは栄養面でも非常に優秀ですから、生まれてから寿命を迎えるまでの間冷凍マウスのみでの飼育が可能です。
給餌の際にはあらかじめ解凍が必要です。常温解凍か湯せんでの解凍がおすすめですが湯せんの場合にはマウスが熱くなりすぎないように注意してください。
4、ハンドリング
コーンスネークは比較的温和な動物ですから容易にハンドリングができます。しかし、誤った方法で行うと生体と飼い主お互いにとって良いことがありません。youtubeでも紹介していますのでご覧ください。
大切なのは以下です。
・控えるべきタイミングで触らないこと
・ヘビを怖がらせないこと
今回は以上です。
その他ご不明な点がありましたらお気軽に店舗までご連絡ください。