ヒョウモントカゲモドキの価格はどうやって決まるのか

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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は非常に多くの品種(モルフ)が存在し、レオパの品種を紹介する図鑑などは数百ページ及ぶほどです。

¥10,000ほどで購入することができる品種がある一方で、中には数十万円でしか購入できない高価な品種もあります。

特に初めてレオパを購入しようとした際には、何が価格の違いを生んでいるのか非常に分かりづらいことがあると思いまます。

今回は”レオパの価格がどのように決まるのか”について解説してします。

 

基本的には2つの原則を覚えて頂くとレオパの価格の違いを理解していただきやすくなると思います。

1、野生型の形質から離れれば離れるほど高価になる

2、同じ個体でも成長するほど高価になる

 

 

1の例として、最も野生型に近い”ハイイエロー”と呼ばれる品種が最も安価で

野生型からは想像もできないような真っ黒な品種”ブラックナイト”は非常に高価で流通しています。更にブラックナイトの中でも野生型から離れた見た目(黒い面積が多い)であるほど高価になります。

また、その個体が1つの品種しか持たない場合(例えばトレンパーアルビノやマックスノー)と2つの品種を持つ場合(例えばマックスノートレンパーアルビノ)では2つの品種を持っているほう(マックスノートレンパーアルビノ)が高価になります。

 

2の例として、生まれたてのハイイエローと成熟するまで育ち切ったハイイエローでは成熟したハイイエローのほうが高価になります。

成長するまでに餌代や光熱費などの維持費がかかること、イヌやネコと違って趣味としてレオパの繁殖を楽しんでいる方がいらっしゃることで需要が高まり価格も上がります。

 

 

原種を厳密に維持している系統など例外もありますが基本的にはこのように価格が決まっていきます。

一方でどのような品種でもヒョウモントカゲモドキにであることには変わりなく、あらかじめ想定していた予算内で気に入った個体を選んでいけばその後の爬虫類ライフも充実したものになると思います。